8月 23, 2012

「House of Finn Juhl」

2012年 5月末、デンマーク コペンハーゲンに、Louise Feldt と Martin Arno Mathiesenが所有し運営する「Galleri Feldt」とワンコレクション(創立者Ivan HansenとHenrik Sørensenの会社で、フィン・ユールの妻であるHanne Wilhelm Hansenから独占権を取得後、1999年からフィン・ユールの家具を製造・販売している。)が共に「House of Finn Juhl」をオープンしました。以前、フリッツハンセンで勤務されていた方からご連絡をいただいたことをきっかけに、「House of Finn Juhl」で展示販売する日本の商品セレクトの依頼を受け、2ヶ月以上に及ぶ話合いの末、先日、ようやくデンマークに向け荷物を送りました。「House of Finn Juhl」は、デンマークの建築家+家具デザイナーであったフィンユールの家具を展示販売するショールームです。「House of Finn Juhl」をオープンするに至った経緯はこちら↓

「Galleri Feldt」は、コペンハーゲンのNordre Toldbodにて10年間モダン家具を展示し、風格と歴史のある中古家具の名作を販売してきました。最近では、フィン・ユール、ハンス・J・ウェグナー、ポール・ケアホルムの作品に特に力を入れています。世界中からやってくるギャラリーのお客様は、古いヴィンテージ家具を「普段づかいの家具でもありアートでもある」と捉えています。彼らは、オリジナルなもの、家具のすり減りや使いこまれた風合いの中に根差す物語を好むため、近代のメーカーには興味を示さなかったそうです。ですが、Louise Feldt と Martin Arno Mathiesenが、老練な大工たちを敬愛するような情熱を、ワンコレクションの家具の中に見つけたこと、また、彼らのセレクトが細部にまでこだわっており方向性がぴったり合ったことから、復刻版を扱う事を決断したそうです。ワンコレクションにとっても、たた展示するだけではなく、美しくコーディネイトされた空間、訪れる人々にショールームの背景を知ってもらい、会話ができるスペース、また、Galleri Feldtとのコラボレーションによって、いつでも優秀なスタッフがいる素晴らしいショールームを訪れてもらえるとの事で「House of Finn Juhl」は誕生しました。「House of Finn Juhl」は家具のみにフォーカスした枠組みの中でフィン・ユールの家具が展示され、また同時に、フィン・ユールの自宅の雰囲気と同じような空間に作り上げられています。

このような素晴らしいショールームで、日本の工芸品を展示販売していただける事、またその機会を作っていただいた事にとても喜びを感じています。世界中から集まる目の肥えたお客様に、フィンユールの家具が置かれた空間の中で、日本のものがどんな風に見られるのか楽しみです。きっと数々の名作と、日本人の繊細な感性と高い技術によって作られたものたちが、お互いを引き立てあってくれるのではないかと想像しています。展示販売は9月〜を予定していますが、たくさんの方に日本のものづくりに対する姿勢や、技術をしっかりと見ていただければと思っています。詳細はまた後日紹介致します。

Galleri Feldtはこちら
Onecollectionはこちら





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